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Go to Togo 一着の服を旅してつくる
¥1,650
『Go to Togo 一着の服を旅してつくる』 ■■■烽火書房の本■■■ 著者 中須俊治 四六判 224ページ 定価 1,500円+税 ISBN 978-4-9911160-0-1 2020年4月30日 初版第一刷発行 【帯の言葉】 「誰も見たことのない景色を見に行こう」と ぼくはアフリカ大陸をめざした。 * 著者の中須俊治さんは1990年生まれ。現在は株式会社AFURIKA DOGSの社長としてアフリカから輸入した美しい布地を展示販売したり、オーダーメイドで服に仕立てたり、オリジナル柄の布地をアフリカと京都の職人をコラボレーションさせて開発したりしています。 彼がなぜこうしたビジネスを興したか、その道のりを書いたのがこの『Go To Togo』です。 この本、とても面白い造本になっています。外からの見た目はごく普通の四六判の書籍ですが、ページを開くと、「あれ? 乱丁?」とつい不審に思ってしまいます……。 以下、版元の烽火書房さんのHPからの引用です。 《「グローバル人材」の意味がわからず就職活動をやめて、アフリカ・トーゴのラジオ局に行ったことから、大きく動きだした人生。 トーゴで出会った友達との「みんなが笑って過ごせる世界をつくりたい」という約束を守るため、いったん就職後、独立起業。トーゴ布職人と京都の染色職人の技術をつなぎながら、見落とされてしまうたくさんの価値をつないで、新たな服づくりに挑戦する株式会社AFURIKA DOGS中須俊治の奮闘記。 文化も違えば言葉も違う1万3000キロ離れたトーゴへ行くことは、文字通り価値観が回転するような体験です。この書籍では「日本編=縦書き」「トーゴ編=横書き」で展開し、舞台が入れ替わるたびに書籍を180度回転させながら読み進めていく一冊です。》 * 2020年4月にこの本が発売された当時、世の中はコロナ禍に見舞われ、誰もが思うような行動をとれずにいました。ところが中須さんの以降の活躍は目を瞠るものがありました。すでに手許にあった、トーゴから持ち帰った布地や雑貨、アート作品などを積極的に展示販売していきました。もちろん、人の集まるイベントがことごとく中止になっていくなか、そうした機会を得ることは困難の極みでしたが、小さなチャンスを掬いとるようにものにして、「アフリカ」を見せてアピールしていきました。 今ではオフィスと直営店舗を構え、トーゴと京都に自社のための製品を製造・販売するスタッフを抱えています。 中須さんを知る人は、彼の明るさと腰の低さ、人を傾聴する姿勢を褒めたたえます。それは彼が金融マン時代に培った処世術かもしれないし、あるいは生来の美徳なのかもしれません。 『Go To Togo 一着の服を旅してつくる』は、タイトルどおり、中須さんが旅の途上にあり、ビジネスも緒に就いたばかりのところで締めくくられています。アフリカと日本にしっかり拠点を置き、新たな展開を模索し続ける中須さんの「その後、そして今」を読みたいものですよね! 【著者】 中須俊治 なかす としはる 1990年京都府生まれ。滋賀大学経済学部卒業。株式会社AFURIKA DOGS代表取締役社長、重彩プロデューサー。 大学在学中、就職活動に疑問を感じ、アフリカのトーゴ共和国を訪れ、現地のラジオ局にてジャーナリストとして番組制作に携わる。帰国し、卒業後は金融機関に入社、営業担当として勤務したのち、独立、起業。 「みんなが笑って過ごせる世界をつくる」ために日本とトーゴを往復し、築いた人脈を強固にしながら、両国の職人の技術をつないで自社製品の開発を進めている。トーゴから輸入した独特の模様のプリント布地は人気を博し、有力百貨店での展示販売を行うなど、アパレル業界に静かなる旋風を起こしつつある。
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ひとふでがき 365×10×1
¥1,870
SOLD OUT
『ひとふでがき 365×10×1』 ■■■烽火書房の本■■■ ※※※本書は小さいながら厚みがあるため、単独の場合、発送手段が「レターパックプラス」のみとなります。ご注意ください。※※※ 著者 minaco sakamoto A6判(105×148mm)368ページ 定価 1,700円+税 ISBN 978-4-9911160-2-5 2020年12月20日 初版発行 【帯の言葉】 「10年 一本の線で 描きつづけた」 * 葉書とほぼ同じくらいの大きさの小さな本……だと思ったら368ページもあるので厚みが3センチもあります。小さな本には違いないのですが、その厚みが、本に作者の思いの濃さとほのかな温度を持たせています。面白い造本です。「PUR製本」と、版元の烽火書房さんのHPには記してありました。以下、そのHPからの引用です。 《昔から好きだった絵の勉強をちゃんとしてみようと、 大人になってから思い立った。 ずっと学びつづけている周囲とのレベル差に焦るなか、 通い 出した専門学校の先生に言われた 一言「 一日一枚絵を描き続けたらうまくなるよ」。 それから私は、 ひとふでがきを10年描き続けていた。 ひとふでがき作家、靴下ソムリエである、著者・minaco sakamotoが10年描き続けてきたひとふでがき作品を厳選して収録。何を考えて、何をモチーフに作品づくりを続けてきたのか、その道のりを辿ります。》 * 「ひと筆」で描くことにこだわって10年間描きつづけてきたなんて、すごいですね。 収録された絵の数々は、たしかに「なるほど、これは一筆描きだな」と一目瞭然のものから、とても込み入った複雑な線の重なりのある、ひと筆とは信じられない作品まで、たいへんヴァリエーション豊かです。 こちらをご覧になっているお客さまは、ぜひ中須俊治著『Go To Togo 一着の服を旅してつくる』のページもご覧ください。その本の表紙画を描いているのはこのminaco sakamotoさんです。恐るべし、ひとふでがき。 ところで、minacoさんは靴下ソムリエでもあります。靴下ソムリエって……何する人なんでしょう(笑)。靴下をオリジナルでデザインし、製品化されているそうですが、ソムリエというからには足元のコーディネートや足にぴったりの靴下を選ぶコツ、などアドバイスもらえたりするのかな? ぜひ、いつかminacoさんにお目にかかって、靴下のお話をうかがいたいものです。 【著者】 minaco sakamoto(さかもと みなこ) 鳥取県生まれ。自然や動物が好きで、出張や旅行先でその土地の動物園や水族館に行くのを楽しみとしている。2011年から1日1枚「ひとふでがき」を描き続け、10年を超えた今も続けている。2017 年からオリジナルデザインの靴下を製作(国産)。つま先や足裏など、靴を履くと隠れる部分のデザインにもこだわり、工夫を凝らしている。靴下ソムリエの資格をもつ(第18354号)。ブランドコンセプトは「アソビゴコロ」。