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太陽の塔と仲間たち
¥2,200
太陽の塔と仲間たち つちやあきお 画 土屋敏子 文 2024年11月30日 初版第1刷発行 2,000円+税 タテ222mm×ヨコ283mm 上製 48ページ ISBN978-4-909819-19-2 C8771 【予約くださったお客さまにはささやかなプレゼントをご用意】 ※※発送手数料にかんして※※ 本書は2冊までならクリックポストでお送りできます。 本書のみお送りする場合です。ほかの書籍との組み合わせの場合はこの限りではありません。 * 見たまま 感じたままの色づかい ちょっぴりのユーモア 自然と生きものたちへの讃歌 (以上、帯の言葉) 『太陽の塔と仲間たち』の絵を描いたのはダウン症をもつ、つちやあきおさん。それぞれの絵にテキストをつけたのは、彰男さんの母、土屋敏子さん。 あきおさんのクリエイティヴィティ(創造性)を見逃さず、褒めて、励まし、助け、叱咤もし、ともに歩んできました。親子の歩みの象徴ともいえる絵画作品を厳選して編んだのが本書です。 《私は土屋彰男の母です。彰男は一九七一年生まれ。その誕生から今日まで、私はダウン症の彰男と片時も離れず、いつも一緒に過ごしてきました。 彰男は生来とても明るい性格で、なによりも友達との時間を大切にする元気な少年に育ちました。成長するにつれ、音楽やダンスなど自己表現が豊かになり、とりわけ絵を描くことに熱中するようになりました。》 《修理のため地上に下ろされていた太陽の塔の顔を、家族みんなで見にいったのです。太陽の塔の顔を見て、彰男は強い衝撃を受けたようでした。帰宅するやいなやキャンバスに向かい、見てきたばかりの太陽の塔を一気に描きあげたのです。太陽の塔が、彰男の内の何かを揺さぶったのでしょう。》 《彰男は、これらの絵画に彼自身のメッセージを込め、動物たちそれぞれの物語を背景として思い描いています。 私は、彰男のメッセージをきちんと文章にしようと思い立ちました。 ひとつひとつの作品をよく見て、彰男の思いに耳を傾けました。 親子のコラボレーションがようやく実ったこの画文集、『太陽の塔と仲間たち』をお楽しみいただけたら幸いです。》(土屋敏子「刊行の言葉」より) * 収録作品 太陽 子犬 イノシシ キツネ ヒツジ ウシ オオサンショウウオ サワガニ ピラニア アカウミガメ タツノオトシゴ ヒョウザメ シロナガスクジラ クラゲ ペリカン ジャイアントパンダ 太陽の塔 ・刊行の言葉 土屋敏子 ・土屋彰男 制作歴 ・掲載作品リスト * 好奇心が旺盛で、ひとたび手順を覚えると夢中になって制作に打ち込むつちやあきおさん。絵画以外にも、陶芸や手織り、フェルト手芸などさまざまなものづくりにトライし、あきおさんならではの表現で傑作を生みだしてきました。美術表現だけでなく、小さな頃からピアノを習っていたあきおさんは楽器演奏やダンスが大好きで、オカリナも吹きます。まさにマルチアーチスト。 『太陽の塔と仲間たち』は、あきおさんの描いた動物たちに息子を支え続けた土屋敏子さんの思いが存分に注がれ、生命力にあふれた一冊となりました。制作にあたっては、親子の創作活動を長年にわたって支え応援してきたグループ、PENKI FACTORYの監修と協力を得ました。掲載作品の撮影には写真家の平井豪さん、装幀はウーム総合企画事務所の岩永忠文さん。それぞれの尽力を得て完成にこぎつけました。 * 画家紹介(本書掲載文から抜粋) つちやあきお(土屋彰男) 1971年大阪府生まれ。生後3か月時に受けた検査の結果、21トリソミー(ダウン症候群)と判明する。 1991年 高槻市美術展工芸部門で京都近鉄百貨店賞を受賞。 1992年 高槻市美術展洋画部門、工芸部門ともに入選。 2008年 「アール・ブリュット 表現の欲望展」(塔本アトリエ)。 2014年 あさご芸術の森美術館「干支展」。 2015年 ボーダレス・アートミージアムNO‐MA「アール・ブリュット日本展」に出品、入選。 2017年 枚方市平和の日記念事業企画展「枚方に煌めくアール・ブリュットの星座30人」に選抜されて出品。 2019年 京都知的障害者福祉施設協議会創立50周年記念「絵画・ポスターコンテスト」サポート協会賞受賞。
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ひとふでがき 365×10×1
¥1,870
SOLD OUT
『ひとふでがき 365×10×1』 ■■■烽火書房の本■■■ ※※※本書は小さいながら厚みがあるため、単独の場合、発送手段が「レターパックプラス」のみとなります。ご注意ください。※※※ 著者 minaco sakamoto A6判(105×148mm)368ページ 定価 1,700円+税 ISBN 978-4-9911160-2-5 2020年12月20日 初版発行 【帯の言葉】 「10年 一本の線で 描きつづけた」 * 葉書とほぼ同じくらいの大きさの小さな本……だと思ったら368ページもあるので厚みが3センチもあります。小さな本には違いないのですが、その厚みが、本に作者の思いの濃さとほのかな温度を持たせています。面白い造本です。「PUR製本」と、版元の烽火書房さんのHPには記してありました。以下、そのHPからの引用です。 《昔から好きだった絵の勉強をちゃんとしてみようと、 大人になってから思い立った。 ずっと学びつづけている周囲とのレベル差に焦るなか、 通い 出した専門学校の先生に言われた 一言「 一日一枚絵を描き続けたらうまくなるよ」。 それから私は、 ひとふでがきを10年描き続けていた。 ひとふでがき作家、靴下ソムリエである、著者・minaco sakamotoが10年描き続けてきたひとふでがき作品を厳選して収録。何を考えて、何をモチーフに作品づくりを続けてきたのか、その道のりを辿ります。》 * 「ひと筆」で描くことにこだわって10年間描きつづけてきたなんて、すごいですね。 収録された絵の数々は、たしかに「なるほど、これは一筆描きだな」と一目瞭然のものから、とても込み入った複雑な線の重なりのある、ひと筆とは信じられない作品まで、たいへんヴァリエーション豊かです。 こちらをご覧になっているお客さまは、ぜひ中須俊治著『Go To Togo 一着の服を旅してつくる』のページもご覧ください。その本の表紙画を描いているのはこのminaco sakamotoさんです。恐るべし、ひとふでがき。 ところで、minacoさんは靴下ソムリエでもあります。靴下ソムリエって……何する人なんでしょう(笑)。靴下をオリジナルでデザインし、製品化されているそうですが、ソムリエというからには足元のコーディネートや足にぴったりの靴下を選ぶコツ、などアドバイスもらえたりするのかな? ぜひ、いつかminacoさんにお目にかかって、靴下のお話をうかがいたいものです。 【著者】 minaco sakamoto(さかもと みなこ) 鳥取県生まれ。自然や動物が好きで、出張や旅行先でその土地の動物園や水族館に行くのを楽しみとしている。2011年から1日1枚「ひとふでがき」を描き続け、10年を超えた今も続けている。2017 年からオリジナルデザインの靴下を製作(国産)。つま先や足裏など、靴を履くと隠れる部分のデザインにもこだわり、工夫を凝らしている。靴下ソムリエの資格をもつ(第18354号)。ブランドコンセプトは「アソビゴコロ」。