こらっ、どろぼう!
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『こらっ、どろぼう!』
●●●きじとら出版の絵本●●●
作 ヘザー・テカヴェク
絵 ピエール・プラット
訳 なかだ ゆき
タテ266mm×ヨコ220mm 36ページ
定価:本体1,400円+税
ISBN 978-4-908214-07-3
2017年7月31日 第1刷発行
★★2014年エリザベス・クリーヴァー絵本賞(IBBYカナダ)受賞作品★★
★★東京都板橋区立いたばしボローニャ子ども絵本館主催
第23回いたばし国際絵本翻訳大賞〈英語部門〉受賞作品★★
【帯の言葉、推薦文】
「「だれか マックスに ほんとうのことを おしえてあげてケロ!」
「わおっっ!な連続事件だポン!」
くいしんぼう バンザイ!
農園に住む どうぶつたちのおもしろ絵本だよ。」
―――――ケロポンズ(音楽ユニット)
*
タイトルどおり、これは捕物帳なんです。表紙の犬の名前はマックス。はりきって「こらっ、どろぼう!」と追いかけているところ。
でも……誰を?(笑)
ほんと、マックスに、教えてあげてよ。
犬って、かしこいんだか、かしこくないんだか……。
マックス、がんばれ!
ケロポンズさんも、応援してくれてます!
*
絵本の冒頭はこんなふう:
《あるひ、のうじょうの ごしゅじんが いいました。
「マックス、どろぼうを つかまえられるかい?」
マックスは はりきって とびあがります。なんだって、つかまえて みせますとも!
「どんな やつかは わからない。でも、ニンジンと、イチゴと、マメと、サクランボを、かたっぱしから ぬすんでいくんだ。
すっかり たべられちまうまえに、つかまえて くれないか。」》
*
大好きなご主人様の言いつけとあらば喜んで!
マックスは大はりきりで駆け出していきました。
おおっ 犯人と思しき、怪しい影を発見!
さあマックス捕物帳のはじまりはじまり!
……なんだけど~
……あー あー マックスったら……
《「こらっ、どろぼう!」》
あーん、マックスったらあ~~~~~
*
作者も画家も、これまでにいくつもの児童向けの本を手がけてきたベテランのようで、とても安定感を感じる絵本です。広々とした田園風景。のどかで平和そうで、次々に登場するキャラクターたちもみんな「いいやつ」(笑)っぽくて、安心して読み進むことができます。
そう、心配なのはマックスのことだけ(笑)
マックスったらあ~~~~~
*
ニンジンやイチゴを盗んじゃうのはいったい誰?
あれれ、ねえねえ、マックスったら、気づかないの?
あらら、マックスったら、また走り出したよ!
子どもたちにはきっと「一目瞭然」な筋書き。
でもだからこそ、一緒に読んで、とぼけたやりとりを楽しんで!
*
以下、カバー袖に記載の著者情報です:
【作】
ヘザー・テカヴェク Heather Tekavec
児童文学作家。カナダ・マニトバ州生まれ。幼稚園教師時代に子どもの本に魅了され、執筆の道に進む。本書は9冊目の作品となる。自らの創作活動に加え、作家志望者を対象とした文章指導、学校での講演などを積極的に行っている。ブリティッシュ・コロンビア州在住。
http://www.tekavec.com/
【絵】
ピエール・プラット Pierre Pratt
カナダを代表する絵本画家のひとり。これまでに50冊以上の絵本を手掛け、カナダ総督文学賞(3回)、BIB金のりんご賞、ボローニャ国際絵本原画展ユニセフ賞など、数々の賞に輝いている。本作にて、2度目のエリザベス・クリーヴァー絵本賞を受賞。邦訳された作品に『レオンのぼうし』(宝島社)、『すてきな日曜日』(文化出版局)がある。ケベック州モントリオールとポルトガル・リスボンを拠点に活動。
http://www.pierrepratt.com/2015/
【訳】
なかだ ゆき 中田有紀
東京生まれ。立教大学英米文学科卒業後、イギリスの大学院で児童文学を学ぶ。2017年、本作で第23回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)最優秀翻訳大賞を受賞。共訳書に同年6月刊行の『新訳 メアリと魔女の花』(メアリー・スチュアート作 越前敏弥訳 KADOKAWA)がある。
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